ラグドールの寿命とかかりやすい病気って何だろう?

ラグドールの寿命

一般的に猫ちゃんの寿命は、平均で15歳程度と言われています。
ラグドールについても、寿命は一般的に言われる猫ちゃん達と同じで、
14年~16年程度になります。

とは言え、ラグドールは危機管理能力が低かったり、体が大きかったり
と言った固有の特徴もありますので、特に栄養の偏りによる、
肥満への対策であったり、長毛種の猫ちゃん特有の病気に対する注意も
また必要になります。

少なくとも家族の一員として、これからラグドールと暮らしていくならば、
寿命を全うできるように、世話をしてあげたいものですね。

ラグドールの誕生ルーツ関係する遺伝性の病気

ラグドールはペルシャ猫にバーマンを交配されて生まれた猫ちゃんです。
ペルシャを母体とした事で、ペルシャが持つ遺伝的な病気を先天的に
持って生まれてきました。それが「肥大性心筋症」という病気です。

ラグドール誕生の起源 この世にラグドールが誕生する最初の猫は、 アメリカのカリフォルニア州リバーサイド出身で、ペルシャ猫のブリーダー、 ア...

肥大性心筋症

心臓を囲んでいる筋肉が徐々に肥大化していき、心臓の動きが悪くなり、
血液の循環を妨げるようになります。
症状が悪化すると、心不全、麻痺が起こり、いわゆる突然死が起きます。

症状

発病初期の段階では、目に見えた症状は現れてきませんが、
症状が進行すると、元気がなくなり、あまり動かなくなります。
心臓が圧迫されますので、食欲が無くなり、呼吸が荒くなります。
更に症状が進行すると、麻痺、痙攣と言った危険な状態になります。

比較的、0~4歳までのオスがかかりやすいと言われますが、
全てのラグドールが持っている可能性の高い病気と考えるべきでしょう。

予防及び治療法

定期的に健康診断を行い早期発見を心掛けましょう。
元気がないと感じたときには、迷わず動物病院へ連れて行きましょう。
通常ですと投薬治療になります。

ラグドールが特に気をつけなければならない病気

毛球病

長毛種の猫ちゃんに多い病気で、毛づくろいで飲み込んだ毛が、
排泄時に出されること無く、体内に蓄積されてしまったことで、
毛玉状になってしまう病気です。

症状

食欲が無くなり、吐き気、便秘という症状が出てきます。
嘔吐するしぐさを見せますが、殆ど何も吐き出しません。

予防及び治療法

毛づくろい(グルーミング)により起こる病気ですので、
抜け毛の多い季節や日々のブラッシングにより予防する事が出来ます
動物病院では、毛玉除去剤を舐めさせる事で、排便時に体内の毛玉を
一緒に排出するようにし、胃炎や便秘の治療を行います。

尿結石

食事の偏り、感染あるいは遺伝により、尿路にミネラルが固まった
砂粒や石が出来る病気です。
そのまま放置すると、尿毒症、腎不全といった病気を引き起こします。

症状

トイレの時間が長くなったり、痛がったり、頻繁にトイレには行くのに
おしっこが出ていない、膀胱あたりが膨らんでいる。
あるいは血尿が出た等の症状が見られます。

予防及び治療法

日々の食事の栄養バランスや水に気をつけましょう。
特に塩分、糖分の過剰摂取は尿結石を引き起こしやすくしてしまいます。
キャットフードは出来るだけ無添加で、塩分の高いものは避けましょう
動物病院では、症状が軽いうちは結石を溶かす薬を使い、食事管理を
合わせて行います。点滴により排尿を促す治療なども行います。
但し、重度になってしまった場合には、手術により石を取り出します。

熱中症

猫ちゃんには汗腺が無い為、体温上昇により多臓器不全になる病気です。
長毛種は特に温度、湿度が高い環境にいると起こりやすい病気です。

症状

呼吸が荒くなり、足取りがふらつきます。よだれが出る等の症状も
見られるようになり、嘔吐、下痢を伴います。

予防及び対策

特に気をつけなくてはならないのが、猫ちゃんに留守番をさせる時です。
部屋の風通しを良くしたり、エアコンで室温調整をする等の温湿度管理が
とても大事な予防になります。
もしこのような症状が見られたら、まずは体温を下げる事、
水を飲ませる等の応急処置をする事も大事です。
動物病院では、ショック状態の緩和に投薬や輸液を行います。
そして体温を低下させる処置を行います。

初めて猫ちゃんと暮らし始めて、直ぐに気になる事があります。 猫ちゃんにはどのくらいの日数を留守番させられるかですね。 1人暮らしの方であ...

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