ラグドールをお迎えしてから、気になってくるのが飼育費用ではないでしょうか?
ペット用品業界は、赤ちゃん用品業界同様、様々な商品が売っていて、お金をかけ出すとキリがありません。
ペットにいくらお金を使うかは、各個人差があると思いますので、ラグドールの専門サイトとして、管理人の主観を入れさせて頂きながら、ご紹介させていただきます。
大凡の目安として、それぞれお考え頂ければと思います。
基本的に必要な費用
基本的に必要だと思う費用をまとめていきますので、参考にしていただければと思います。
キャットフード
製品によって値段に大分差があるのがキャットフードです。
ドライフードもウェットフードも、安いものから高いものまで幅広く市販されています。
ですが、折角シルクの様な滑らかな被毛を持ったラグドールですので、健康で、つやつやの毛でいて欲しいと思われるのであれば、ある程度は原材料に拘ったキャットフードを与えてください。
市販のキャットフードの原材料表記では、最も多く入った原材料が一番最初に表記される事になっています。
例えばこのように表記されています。
ここがより自然に近いもの、チキン生肉等の表記になっているものを購入されるのが良いですね。
このあたりのドライフードだと、400~500g入りで約1000円~1500円程度、2kg入りで2000円~4000円程度のものになります。
2kgで大体1か月分とお考えください。
ラグドールは体が大きいので、これに加えてウェットフード時々織り交ぜたり、おやつをあげるという様な、エサの与え方になるのではないかと思います。
そして最も重要なエサのポイントですが、このサイトではあまりおススメしたくないのが、穀類、混合肉等が一番最初に表記されているキャットフードです。

猫ちゃん自身にキャットフードを選択する事は出来ませんから、飼い主がちゃんと合ったものを選んであげなくてはなりませんね。
この差がどこに出てくるかと言うと、一番は”健康面“であり、それは人間でも同じですよね。
そして、それが影響してくるのが、“毛並み”であったり”健康的なうんち”になります。
原材料が最低ラインのポイントとして、後はそれぞれのエサの特徴を生かして、何を重視したいのかを考えて選んでいけば良いと思います。
ちなみに我が家で与えているのはこれです↓
プレミアムペットフード【ピュリナ ワン キャット】
「ピュリナワン」は原材料についてはもちろんですが、それ以外にこんなメリットがあるのです。
- 小粒で食べやすい
- 健康的で小粒なうんちになる
- ドライとウェットどちらの品揃えもある
- 定期便で自動的に配達してくれる
- 送料無料になる配達方法がある
なによりも「ピュリナワン」ですと、最高級品というようなエサとは違うのですが、原材料的には十分に満たしたものでありながら、2kgで1880円というコスパの良さはかなり魅力ではないでしょうか。
しかも定期便で購入すると20%割引になるので、1489円で買えてしまいます!
これから長い時間を猫ちゃんと共に暮らしていくのですから、かかる費用もとても大事だと思います。
そして何よりも定期便購入が出来るということは最も便利で安く、手間のかからない方法と言えます。
トイレ
使うトイレの種類により維持コストも大きく変わります。
また、トイレについてはラグドールだからという縛りもありません。
ただ、トイレのサイズについては最低8kg用以上の大きなトイレが必要です。
それを基準に考えますと、5~8リットルタイプで500円程度で1ヶ月と考えて頂ければ良いですね。
但し、システムトイレ、全自動トイレになりますと、おしっこシートが別途必要になります。
おしっこシートは10枚入りで700円程度、1枚で1週間もちますので、1ヶ月では300~400円程度という費用になります。
ここまでが最低でかかる費用です。
その他に、あえて計算するならば、水の費用になります。
水は出来る限りは人間と同じものを与えるとして、月に4リッター程度は必要と考えてください。
つまり、水を飼育費用と考える場合、月200~300円程度になります。
それ以外にかかる費用
ここまでが生きていく為の最低ラインの費用として、それ以外にはどのような費用がかかるのか説明します。
爪とぎ用具
爪とぎ用具は、何を用意されたかによりますが、ダンボール地タイプのものですと1ヶ月もしないうちにボロボロになります。本サイトでおススメしている麻縄タイプのものですと、半年くらいは使えます。
勿論、限界まで使うことは出来ますので、一概に言えないのですが、費用としては考えておかなければならないものになります。
ダンボール地タイプですと、300~1000円程度で市販されています。
麻縄タイプですと、色々な種類があるので、どのような種類のものを購入されたかによって変わってきます。
実際にダンボールタイプは安価に入手できるので、我が家の場合は通販とかでセット購入をしています。
我が家のSherryちゃんを見ていると、ダンボールで基本的な爪とぎをして、麻縄タイプは遊びとセットで爪とぎ、のような使い方をしているみたいですよ。
殺菌消臭スプレー・しつけ用スプレー
これは使う人、使わない人もあるかと思いますが、殺菌消臭スプレーについては、猫ちゃんが舐めても大丈夫なタイプのものであれば、おススメ出来ますね。
例えばトイレの掃除をした後で、さっとスプレーしておく等の使い方で、殺菌とニオイを抑えてくれますので、使う人にとっては重宝する商品になります。
1本700~1200円程度です。
爪切りと肉球の間の毛のカット
この費用は、爪切りは自分でするという方には必要の無い費用になります。
ペットショップ等で爪切りをされるのであれば、目安として月2回、1回500円程度になりまして、1ヶ月は1000円程度になります。
ラグドールは長毛種の猫ちゃんであり、各被毛のお手入れはとても大事です。
肉球間の毛もしっかりと伸びてきます。
肉球間の毛のカットは、日本人の住環境が床面フローリングが主流の昨今、重量のあるラグドールが滑って怪我をしないためにも必要です。
これもペットショップ等でお願いする場合、月1回500円程度になります。
ノミやダニ、シラミへの対策費用
長毛種のラグドールにとっては、ノミやダニ対策も必要です。
市販の対策品には様々な種類のものがありますので、迷われる事と思いますが、現在最も有効な対策法として、ある意味これしか無いという薬があります。
まずは動物病院へ行き、「フロントライン」と言ってください。
現在殆どの動物病院では、ノミやダニの対策には、「フロントライン」を使います。
これは猫ちゃんの首の背面(舐められない場所)へ塗布する事で、体全体へ効果が広がる薬です。
これは動物病院で処置してもらう薬となり、月1回の処置で1000~1500円程度です。
動物病院によって差はあります。
ところが「フロントライン」は、ペットショップ等で買う事が出来ない薬ですが、なぜか、WEBでは流通しています。
流通しているのは「フロントラインプラス」という薬で、「フロントライン」へ効能が追加された薬になります。
WEBで「フロントラインプラス」と検索すると、amazonや楽天市場、ペットゴー等で販売していますので、これらを購入して、ご自分でされても良いですね。
3本入り、6本入り、9本入り、12本入りの4種類が流通しており、2箱セット等の購入により、1本あたりの単価を抑えることが出来ます。
1ヶ月1本使用で、600~900円程度の単価になります。
塗布するだけなので、いたって簡単です。
現在、動物病院で使用している薬も「フロントラインプラス」です。
食用の薬としても、「ネクスガード」、「レボリューション」などの薬がありますが、使いやすさとしては、「フロントラインプラス」をおススメします。
ペット保険代
ペットに保険?と思われる方もいると思いますが、ペット保険はとても大事です。
家族の一員として暮らすペットは、もしも何かあった時に健康保険は適用されません。
健康保険制度は人間のための制度だからです。
あるアンケート調査では、猫ちゃんを飼っている人の30%以上が、年間の治療費を3万円以上払っているという結果が出ています。
治療費の内訳については、治療内容によって差がありますので一概に言えませんが、病気を患った猫ちゃんの年間治療費が50万円以上であるとか、心臓病を患った猫ちゃんの治療費が検査と内服薬代で毎月2万円程度かかっているといった話は良く耳にします。
ペット保険にも様々なタイプのものがあります。
補償割合が50%~100%、補償最高額は50万円~100万円のものまで、一般的には通院、入院、手術がセットになっていて、それに各社の特約が入ります。
月額700円~3000円まで幅広い価格帯となります。
万一のときに充分な医療が受けられるよう、ペット保険をおススメします。
動物病院にかかる費用
猫ちゃんと暮らしだすと、意外に身近な存在になるのが動物病院です。
お近くで良い動物病院を見つけたら、まずはカルテを作っておきましょう。
その後、健康診断や予報接種等、定期的に行ったほうが良い事、緊急時に診断してもらう費用など、医療費は意外とかかってきます。
特に健康保険が適用される人間の感覚でいると、とんでもない事になります。
直ぐに2000円、3000円というお金が飛んでいきますので、それなりに覚悟が必要です。
また、万一大きな病気を患ってしまった場合には、数万円〜数十万円という事態になりかねない事を知っておいて下さい。
まとめ
1ヶ月にかかる費用を大雑把にまとめると、このくらいです。
それぞれの価格差はありますが、目安として頭に入れておく金額としてお考えください。
キャットフード 3500円
トイレの砂 500円
おしっこシート 400円
爪とぎ用具 500円
爪切り・毛切り 1500円
フロントライン 900円
ペット保険 1500円
ざっくり合計 約9000円
これ以外に動物病院にかかる費用と考えておけば、概ね外すことはありません。