日頃のメディカルケアを知っておこう

これからラグドールと家族の一員として長く暮らしていく為に、
人間と同じように、考えておかなければならない事があります。

予防接種

予防接種のタイミング

生後間もない子猫には、母乳を飲むことで免疫力があります。
ちょうど乳離れの時期となる7週齢あたりから免疫力が低下していきます。

このタイミングで行ってあげるのが、3種混合と呼ばれる予防接種です。

3種混合は、この乳離れのタイミングで1回目、その3週間後に2回目を行います

なぜ2回接種するかというと、
猫ちゃんが体内の免疫力がある程度完成するまでに個体差があり、
この体内の免疫力が完成された状態でないと、ワクチンが効かないからです。

そもそも3種混合とは何でしょうか?

猫ちゃんの感染の危険度が高い以下3つの病原菌に対するワクチンです。

・猫汎白血球減少症(猫パルボ)
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症

これは、飼い猫であるならば、全ての猫ちゃんが摂取すべきワクチン
お考えください。

生後1年以内での実施後は、原則として1年1回の接種が良いと言われています。
但し、完全に屋内で飼育する猫ちゃんであれば、感染の危険性も低いため、
3年に1回でも問題はありませんが、屋外へ出したり、多頭飼いの場合には、
1年1回の接種を心掛けて下さい。

特に、散歩へ連れて行ったり、外へ出る機会の多い猫ちゃんであれば
この3種混合では無く、「猫白血病」ワクチンを加えた4種混合をおススメします。

予防接種の費用の目安

診察料+猫3種混合接種料で、大体5000~6000円程度
診察料+猫4種混合接種料で、大体6000~7000円程度とお考えください。

健康診断

以前に比べると、ペットも人間同様に扱われるようになってきました。
でもペット達は、言葉を話すことが出来ません。

普段の行動を見ながら、少しでも早く異変に気付き、
対応が出来ればそれに越したことは無いのですが、
やはり体の内部に潜む異変は、少しでも早期発見をして対応が出来るように、
定期的な健康診断はするべきでしょう。

健康診断にも、様々な内容があります。

身体検査

いわゆる問診(飼い主へ)や、猫ちゃんに触れ、聴診器で心音を確認します。

血液検査

猫ちゃんの血液を採取して、何か病気を内在させていないかを検査します。
通常、血液検査は動物病院ではなく、接種した血液を専門の検査機関へ送り、
結果が動物病院へ届くという流れになります。

便・尿検査

消化器系、泌尿器系の病気にかかっていないかを調べる。 1,000円?

レントゲン検査

各臓器の位置や形に変化が無いか、骨折や脱臼などの障害が発生していないか、
または誤飲などが無いかを検査します。

尿検査・便検査までを含め、ここまでが一般的に言われる猫ちゃんの健康診断です。

他に心電図検査、超音波検査、歯科検査、眼科検査があります。

 

どこまでの検査を必要とするかは、獣医師さんと相談しながらが良いですね。
一般的な健康診断であれば、30分もあれば完了するのですが、
血液検査については結果が出るまでに1週間程度かかります。

予防接種をする猫ちゃんならば、そのタイミングで行う事をおススメします。
そうする事で、基本的には1年に1回の予防接種、健康診断が行えるからです。

シニアになってきたら、(一般的には7歳以上と言われている)
日頃の猫ちゃんの様子を見ながら、年2回程度の健康診断を受けるようしましょう。

健康診断の費用については、
一般的な一式の診断で10,000円程度とお考えください。
検査の内容によって金額は大きく変わります。

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